Entries from 2007-01-01 to 1 year

齋藤孝×梅田望夫対談「大人の作法」後編

齋藤孝さんとの対談の後編がアップされました。 齋藤孝×梅田望夫対談「大人の作法」(後編)(webちくま)

新刊「ウェブ時代をゆく」11月6日刊行

いよいよ11月6日に書き下ろし新刊「ウェブ時代をゆく」(ちくま新書)が刊行されます。 アマゾン、紀伊国屋で予約が始まりました。 この本は「ウェブ進化論」以降、本欄読者の方々をはじめ膨大なネット上の同書への感想をすべて読みながら、一年半かけて考え続…

齋藤孝×梅田望夫対談「大人の作法」が公開されました

最近、対談は雑誌や本が多かったのですが、久しぶりに内容が全部ウェブで公開される対談です。前編と後編に分かれていて、後編は11月初旬にアップされます。 齋藤孝×梅田望夫対談「大人の作法」(前編)(webちくま) 齋藤孝さんの著作には親しんできたし、若者…

しかしなんでこんなにグーグルの決算、強いんだ?

今日ウォールストリートが閉じてからグーグルの四半期決算が発表されたけど、しかし、なんでこんなに強いんだろう。 Google said its net income jumped nearly 46 percent in the third quarter, topping analysts’ already bullish forecasts.Profit rose …

ニコニコ動画で「羽生対中川」戦を見た

大逆転で話題のNHK杯「羽生対中川」戦をニコニコ動画で見た。NHK杯戦を見られるなんてもう何年ぶりだろう。ありがたい。ネットで話題になっているだけあって、確かに凄い大逆転で驚いた。解説が加藤一二三九段だったのも、盛り上がるのにいい組み合わせだっ…

コロラド・ロッキーズがワールドシリーズに行っちゃった(驚愕)

相変わらずぜんぜん負けずに、NLCS(ナリーグ優勝決定戦)で4連勝して、コロラド・ロッキーズがワールドシリーズまで行ってしまった。これは驚愕の一字だ。 直近の22試合で「21勝1敗」である。 ワイルドカード決定戦とポストシーズンでも8連勝。このままワール…

鈴木健著「究極の会議」

会議には誰もが悩まされている。鈴木健は冒頭でこう書く。 できれば、この世から会議を一切なくしたい。 これだけで会議がうまくいくというコツを、「たった一つ」だけ伝授するというのがこの本の趣旨である。たった一つなので、薄い本になった。たった一つ…

「引きこもり」をあと半年

先日、茂木健一郎さんのブログにアップされていた彼の講演をダウンロードして聞いていたら、「梅田さんってさあ、シリコンバレーにいるんだけど「引きこもり」君でさあ・・・・」と、僕の名前が出てきた。 好きで引きこもっているわけじゃないんだけど、たし…

サンマテオの新しい図書館

ローカルネタ。 「サンマテオの新しい図書館、いいよ」 知人に勧められた。サンマテオ市が、地元企業の寄付もたくさん集めたりして、去年オープンした新しい図書館「City of San Mateo Public Library」。 「とにかく建物も新しくて豪華だし、ソファもいいし…

一ヶ月で一敗しかしないコロラド・ロッキーズ

9月16日といえば、もうあと2週間でシーズンも終わりという時期。ロッキーズはここから11連勝する。9月28日に1つ負けただけで、シーズン最後の2試合に勝ってワイルドカード・プレイオフに出る(最終15戦を14勝1敗)。 そしてサンディエゴに勝ってワイルドカード…

翻訳とネット

日経新聞を読んでいたら(10月11日衛星版、日本だと夕刊かな)、翻訳家の青山南氏の「翻訳とネット」についてのインタビューが載っていて大変面白かった。ベストセラーとなった亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」、村上春樹訳「ロング・グッドバイ」をはじめ、…

ニューヨークのファン気質

この週末はメジャーリーグ観戦三昧だったが、地区シリーズの4カードのうち3つまでが「3-0」で一方的に終わってしまい、ちょっと拍子抜け(フィリーズのワールドシリーズ進出という予想は、はずれ)。「インディアンス対ヤンキース」戦(2-1)でヤンキースがあと…

虫の大群の中での試合、一夜明けての記事から

ヤンキースが敗れたわけだが、 Helped by a freakish invasion of bombarding bugs that rattled rookie reliever Joba Chamberlain in the eighth inning, the Cleveland Indians rallied to beat the Yankees 2-1 in 11 innings Friday night to take a 2-…

深夜の戦い

今日はB1とB2の両方同時開催だったが、17局もいっぺんに観るのはかなり疲れる(できれば二つのクラスの同時開催はもったいないので、分けてほしいな)。全部「30秒更新」にしておくと、いつもどっかで「パチッ」と駒音がして、それを探しに行ったり、寝ていた…

虫の大群の中での試合(NYY@CLE 第二戦)

クリーブランドはすごい虫。テレビでこれだけ虫が映るんだから、グラウンドには虫柱が立っているんだろう。 これで野球ができる環境なのかなあ。大雨よりもっとひどい感じがする。 ピッチャーは、顔や首とかに虫がたかったまま投げなくちゃいけない。 こうい…

「Super Crunchers」(Ian Ayres著)

「Super Crunchers: Why Thinking-by-Numbers Is the New Way to Be Smart」という本が面白い。 まだ日本語訳が出ていないので、検索したところ主だった日本語の書評はこの一件くらいかな。 著者のイアンは、ラジオ番組でのレギュラーコメンテーターや雑誌・…

王位戦最終局に引き続き、王座戦第三戦も名局

午前4時起き(日本時間午後7時)で王座戦第三戦をネット観戦したが、いま終局(こちらはまだ朝6時過ぎ)。羽生防衛で王座戦16連覇の偉業達成である。 これからきっとネット上にも感想や解説がいろいろ書かれるんだろうけど(それを読むのが楽しみ)、この将棋も「…

ポストシーズンが明日から始まる

「最近ぜんぜん野球の話がないね」とこの間、友人から言われた。確かに、06年、07年のシーズンは、僕自身が忙しかったことに加えて、地元サンフランシスコ・ジャイアンツの低迷が長く続き、しかも本来ならもっと盛り上がるはずのバリー・ボンズの本塁打新記…

今月の「私の履歴書」: 青木昌彦氏

今月は日経新聞が届くのが楽しみだ。「私の履歴書」が、「日本と外国を行き来するような生活をかれこれ四十年以上も続けてきた」(連載①)青木昌彦氏(スタンフォード大名誉教授)だからだ。連載①の文中に、 ところで、文化心理学者のカール・ユングは、次のよう…

Googleの「情報発電所」はいま何台?

New York Timesの「The Unsung Heroes Who Move Products Forward」によると、Googleのシステム規模について「最低でも45万台」という推定数字が出ている。「ウェブ進化論」(2006年2月刊)を書いたときは、さまざまな情報をもとに「2005年末現在で30万台」と…

The Googlization of Everything

「The Search」「The Google Story」といったGoogle誕生のプロセスを語るGoogle本第一世代の次が、たぶん来年くらいに何冊か書かれるだろう。「The Googlization if Everything」というブログは、 This blog, the result of a collaboration between myself …

2006年はYouTubeの年、2007年はFacebookの年

ちょうど去年の秋は、YouTubeをGoogleが買収した大ニュースで大騒ぎだったが、2006年をYouTubeの年とすれば、2007年はFacebookの年だったと言えるだろう。 昨日ウォールストリートジャーナルは、マイクロソフトがFacebookへの数億ドル規模での出資交渉を進め…

充たされざる者(カズオ・イシグロ著)

文庫版で939ページにわたる大長編。この夏、いちばん時間をかけた本だった。読み進めるにつれフィジカルに身体の具合が悪くなっていき(少なくとも僕にとっては、そういうおそろしい力を持った本だった)、しばし中断してはまた読むというふうにして、最後まで…

司馬遼太郎「歴史のなかの邂逅」全四巻

司馬遼太郎作品はすべて僕の書架にある。いずれ時間ができれば「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「街道をゆく」「項羽と劉邦」「花神」「菜の花の沖」あたりを手はじめに、ただひたすら再読しながら過ごしたいと思う。 この「歴史のなかの邂逅」は…

七年を経て実を結んだ「ストックのビジネス」に思う

フォーサイト誌9月号「シリコンバレーからの手紙」(132)に書いた「七年を経て実を結んだ「ストックのビジネス」に思う」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u132.html が、ネット上にアップされました。 ・・・・・・・ 「フローのビジネス…

任天堂・岩田聡社長との対談記事

「The 21」最新号(いま発売中)に、任天堂・岩田社長との対談記事 「「ウェブ2.0時代」のビジネスマン論 ― じっと待っているだけでは、決して天職には出合えない」 が掲載されました。

ボナンザVS勝負脳 (保木邦仁、渡辺明共著)

本書を読み終えて、現時点では渡辺明(23歳)という若き竜王だけが、「コンピュータと戦う」それも「一度限りではなく、コンピュータをも真剣に将棋を戦う相手と認識した上で、長期間、お互いに切磋琢磨しながら戦い続ける」という未来を、自分の人生における…

編集者からベンチャーのキャリアパス

「生命保険 立ち上げ日誌」を読んでいたら、 担当講師は8月入社のK。某出版社で凄腕編集者として、何本もの大ヒット作をプロデュースした逸材。この本とかこの本とかこの本とか、担当した本は総計300万部くらい売れている。 とある。 仕事柄、出版社の編集者…

カール君

世界陸上を見ていたらカール君を思い出した。 追記。このエントリーを書いて30分後に「カール君」でGoogle検索したら、もう上位に来ていた。Googleのリアルタイム性、上がったんだなあ。 ちなみに「カール君」とは、 100m走の優勝者が、カール・ルイスを模し…

「「兵士」になれなかった三島由紀夫」(杉山隆男著)

日本中を震撼させた衝撃の自決から37年―初めて明かされる「兵士」三島由紀夫の素顔 とオビにある。面白いノンフィクションで一気に最後まで読んでしまった。 1970年11月25日の事件の衝撃は小学校時代の鮮烈な記憶のひとコマではあるが、その背景についての知…