Entries from 2006-01-01 to 1 year
日経新聞文化部から夕刊読書欄「読書日記」に四回連載(12月)をしないか、という依頼があった。最近の本の書評ではなく、「思い出の本」「感銘を受けた本」を四冊選ぶようにとのことだった。一回の分量はわずか550字。難しいなぁと思いつつ、これも経験と引き…
年の瀬の「今年の三冊」みたいな企画だったのだろうか、どこかで誰かが「テリーファンク自伝」という本を薦めているのを見て、懐かしくてたまらなくなった。熱狂していたのは子供の頃から十代までだから、主に六十年代後半から七十年代にかけてだが、僕はテ…
いままで読んだ感想のなかで、これがいちばん受けた。面白い。 勝手ながら、全文引用させていただく。お許しを。 http://www.heartlogic.jp/archives/2006/12/post_55.html 印象:「ウェブ人間論」 徳光和夫と江川卓が「プロ野球」を語っている日テレの番組…
新聞や雑誌やブログで「今年の三冊」というのを皆が選んでいるので、僕もやってみることにしよう。 夏休みの頃にも紹介したが、だんとつの第一位は、 わたしを離さないで作者: カズオイシグロ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/04/22メディア: 単行本購…
毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第十二回(最終回)です。 団塊の世代とは、昭和二十二 (一九四七) 年から二十四(一九四九) 年の三年間に生まれた世代で、その数八百万人にも及ぶ。来年は団塊の世代が初めて還暦を迎える年である。 拙著「ウェブ進化論」 (ちくま…
「ウェブ進化論」が思いがけなくベストセラーになって、僕にとっては予想外のことが起き続けた2006年であった。こういう機会も人生に一度のことだろうと、少し無理をしてでも、新しい経験を求めた。 「ウェブ人間論」という形で本になった平野啓一郎さんをは…
「獄中記」(佐藤優著)を読書中。 拘置所内での生活は、中世の修道院のようです。中世の修道院や大学では、書籍は一冊しか所持することが認められず、それを完全に習得するか、書き写した後に次の本が与えられるシステムだったそうです。拘置所もそれにかなり…
今朝届いた日経衛星版を開いて驚いた。このベスト10は経済・経営の学術書が多いものだと思っていて、そこに入るとは全く想像もしていなかったからである。ちなみに、ベスト10で「1,000円以下」の本は「ウェブ進化論」(740円)一冊だけだ。 「ウェブ進化論」(2…
「プレジデント」誌編集者のコラム「aiai今週の喜℃"愛"樂」は「ネアンデルタール人のつぶやき」 http://www.president.co.jp/pre/special/aiai/121.html で、話題はデジタル社会の世代論。 彼の部下は電話をうまくとりつげない。ちなみにこの友人の勤め先は…
昨年末(2005年12月28日)、「やめることを先に考えよう」という短い文章 http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20051228/p4 を書いたのだが、いまだにこのエントリーにはけっこうアクセスがある。共感していただけた方が多かったのではないかと思う。 皆、年の…
「インテリジェンス 武器なき戦争」(手嶋龍一・佐藤優共著)が面白い。著者二人が語り合う全編が刺激に満ちている。 なかでも本書の圧巻は、「日本はインテリジェンス能力を高めるべき」という意見で一致し、互いに敬意を表しあう二人のプロが、激しく火花を…
http://www.technorati.jp/ranking2006/ これはどんな賞をもらうより嬉しいことでしたねぇ。 1位…W-ZERO3 2位…功名が辻 3位…極楽とんぼ 4位…X01HT 5位…Wii 6位…ライブドア 7位…上川隆也 8位…ウェブ進化論 9位…日本沈没 10位…Mio P350 検索してくださったすべ…
毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第十一回です。テーマは「サバティカル」。じつは今発売中の「フォーサイト最新号」に、「知的生産のプロとしての「サバティカルの決意」」という文章を書き、かなり詳しく僕の決心について書いています。この短いコラムは、そ…
僕自身は米国の大学に留学した経験がない。 大学時代から強烈な留学願望があったが、経済的事情などなどで結局それは叶わなかった。米コンサルティング会社に入ってからは、「留学したつもり」で社内転籍に申し込みサンフランシスコオフィスで修行したりした…
「ウェブ人間論」が木曜に発売になり、週末にはアマゾン予約注文が家に届いたりしたのだろう、日本時間日曜日午後くらいから、感想がネット上にたくさん載ってきている。「おわりに」でこう書いたが、 私は『ウェブ進化論』に対する感想を、ネット上で一万以…
週一回三ヶ月の毎日新聞夕刊コラムを引き受けたのは、じつは何を書いてもいいと言われたので、どこかで将棋の話を一回書きたいと思ったからである。 第九回の「将棋の魅力」 http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20061212/p2 がそれである。新聞の夕刊を誰が…
「毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン」 http://blog.mag2.com/m/log/0000135008/108036231.html の「本日の一冊」で「ウェブ人間論」が紹介されました。日刊書評で879回ということは、もう丸二年半くらい続いているんですね。 http://elie…
すごく驚いたのですが、 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/feature/-/1000017806/ref=amb_link_19666006_1/250-7822474-3349865 アマゾンの「Best of 2006 和書総合ランキング」で「ウェブ進化論」が年間第四位になりました。 アマゾンで売れるタイプ…
フォーサイト誌11月号「シリコンバレーからの手紙」(123)に書いた「グーグルとテレビ局の権利交渉の本質」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u123.html が、ネット上にアップされました。 十月十四日、ナリーグ優勝決定シリーズ第三戦「ニ…
昨日は思い切って休みをとって、朝7時から夜11時まで、第9話(9時間目)から第20話(20時間目)まで、正味9時間くらいかな、食事の時間をのぞいて休み休み見続けた。おかげでふらふらになった。さあ、あと4話。今日で終わる。 「1」から「4」までの中では「2」が…
羽生善治三冠による書評「時代の変わり目の深い考察」が、新潮社「ウェブ人間論」公式サイトにアップされました。 http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/610193/review.html 「ウェブ人間論」は、ネット書店や早い書店では14日(木)から、遅くとも15日(金)…
毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第十回です。 十一月、母校の中学二年生二百五十人を対象に、インターネットの進化に関する特別授業をした。冒頭でアンケートをとったのだが、ほぼ全員がインターネットとグーグルを当たり前の道具として使い、半数以上がユーチ…
毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第九回です。 ある新聞社からの誘いで将棋タイトル戦を観戦したことがある。 一日目は、タイトルを争う二人の棋士とともに東京から地方のタイトル戦会場に移動して前夜祭に出席する。二日目は、朝九時の対局開始に立ち会い、そ…
「ウェブ進化論」「シリコンバレー精神」と今年は二冊の本を出し、今週後半に「ウェブ人間論」が出るわけだが、三冊目にしてとうとうid:finalvent先生の「本気」を引き出すことができたのかもしれない。本当に力のこもった書評をお書きいただき、ありがとう…
つづいて山口さんの書評。 http://www.h-yamaguchi.net/2006/12/post_de78.html 山口さんは、意見や考え方が違う二人(僕と平野さん)が議論を行うスタイルという視点での書評だ。 山口さんが「蛇足ながら」と最後に書かれた部分が、ぜんぜん蛇足なんかではな…
とうとう「24 シリーズ5」のDVD-Boxを昨日入手。 24時間の最初の8時間をすでに見て、けっこう疲れがたまっている。 昨日夕方2時間、夜2時間、今朝早朝から4時間。今夜もさらに続きを・・・ 身体にかなり悪いが、始めるととめられない。 少なくとも最初8時間…
今週木曜日か金曜日に書店に並ぶ「ウェブ人間論」。知己のブロガーの方々の中の何人かには、見本(書店に並ぶものと全く同じものです、念のため)ができたところでお送りしましたが、早速、書評の口火を切ってくださったのが小飼弾さんでした。本が届いた方々…
毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第八回です。 最近アメリカで出版されたアンディ・グロープの伝記について書きました。 僕がシリコンバレーでいちばん尊敬する経営者は、インテルという半導体会社を、ゼロから世界一にまで育てたアンディ・グローブという人で…
JTPA主催の「2007年3月8日〜11日」のシリコンバレーツアー。 http://www.jtpa.org/archives/2006/11/cieaaaaaaaaaaee_1.html 12月15日が応募期限なので、参加希望者は遅れないようにどうぞ。 http://www.jtpa.org/archives/2006/11/c5aaaaaaaaaaiec.html htt…
「中央公論」の「時評2007」というコーナーを一年間、担当することになりました。2006年に茂木健一郎さんが担当されていた枠を引き継いだ、という感じですね。第一回のテーマは、「孫正義は「ウェブ2.0」も牽引するか?」です。本欄への転載はしませんので、…