「引きこもり」をあと半年
先日、茂木健一郎さんのブログにアップされていた彼の講演をダウンロードして聞いていたら、「梅田さんってさあ、シリコンバレーにいるんだけど「引きこもり」君でさあ・・・・」と、僕の名前が出てきた。
好きで引きこもっているわけじゃないんだけど、たしかに最近は、外出するといっても、家から車で十五分の範囲にある三つの会社(ミューズとパシフィカファンドとはてな)とジムを行き来するだけで、人がたくさん集まるところにはもう半年以上、ほとんど顔を出せていない。「引きこもり」を続けているのは、三つの会社に関係する仕事以外のまとまった時間を、すべて「書く」仕事と、そのために必要な「読む」こと「考える」ことに費やしているからなのだが、加えて、合間で休むときの趣味や娯楽が、読書かメジャーリーグか将棋かということになるので、どうしても出不精になってしまっている。このブログも、2003年から2004年にかけてCNET Japan上でやったときのようには、思い切り時間をかけることができていない。
そんな中、久しぶりに昨日の日曜日はサンノゼの「三遊亭圓橘の会」に出かけた。ニューヨーク公演を終えてこちらに回った圓橘師匠の音曲噺「包丁」、人情噺「文七元結」を聞く。終了後の懇親会で、師匠と18ヶ月ぶりに再会して話に花が咲き、アップルの木田さんをはじめ何人かの友だちにも会って、束の間の楽しい時間を過ごした。
いや、大勢の人が集まっている場所の「久しぶり」感覚を実感し、改めて「確かに最近ひどく引きこもっているなあ」(逆に東京では人に会ってばかりなんだけど)と再認識。
来年の春からは「時間の優先順位」をがらりと変えるけれど、それまでのあと半年は「引きこもり」を続ける予定。シリコンバレーの友人たちへ、春になったらまた連絡を取り合いましょう。申し訳ない。
ここ一年ほど没頭した成果は、まもなくご案内できる予定です。