Entries from 2006-01-01 to 1 year
クリス・アンダーソンが、「The Long Tail」に続く概念として提示しようとしているのが、この「The Economics of Abundance」。 http://www.longtail.com/the_long_tail/2006/10/the_economics_o.html Powerpointプレゼンテーションもダウンロードできる。 …
毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第四回です。 「新潮」十一月号で松浦寿輝が福澤諭吉についてこう書いている。「彼は、何を書くに当たっても、自分が発信しようとしている言説の受け取り手が誰であるのか、自分の言説の送付によってその受け取り手の精神と身体…
New York Timesの「We’re Google. So Sue Us.」(俺たちはグーグルだ、訴えてみろ)という記事がけっこう面白い。あと数日は、NYTサイトで無償で読めるはず。 http://www.nytimes.com/2006/10/23/technology/23google.html?ref=technology グーグルが中途半端…
フォーサイト誌9月号「シリコンバレーからの手紙」(121)に書いた「ある若者の「冒険」への小さな不安と大きな期待」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u121.html が、ネット上にアップされました。はてなの近藤淳也が渡米した直後、ミクシ…
毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第三回です。 約束の時間に僕は絶対に遅れない。約束よりかなり早く目的地に着くように予定を立てる。昨夜こんな夢を見た。母校での講演を依頼された僕はいつものように会場に早く着きすぎ、真新しくなったキャンパスや図書館を…
10月から担当することになった毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第二回です。 シリコンバレーと東京を年に六、七往復する生活を続けて十二年が過ぎた。自宅を出てから東京のホテルに入るまで約十五時間。あるとき僕はこの十五時間を、いっさい仕事のことを考えな…
どうも本気らしいという話は噂に聞いていたが、こんなに早く交渉がまとまって発表されるとは思わなかった。今日10月9日(月)、GoogleがYouTubeを約16億5,000万ドル(in an all-stock deal worth about $1.65 billion)で買収した。 YouTubeは創業から二年たって…
小飼弾さんのところでも紹介されていたが、 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50644358.html ムック「Web 2.0 ツールのつかいかた」が発売され、もう書店店頭に並んでいるようである。この中に、弾さんとの往復書簡「Web 2.0をめぐる往復書簡: 「…
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061004/249859/ 日経BP社は10月4日,2006年の「日経BP・BizTech図書賞」を決定したと発表した。梅田望夫氏の「ウェブ進化論」(筑摩書房刊),遠藤功氏の「見える化」(東洋経済新報社刊),小松秀樹氏の「医療…
10月から、毎日新聞火曜日夕刊の「ダブルクリック」という小さなコラム欄を毎週担当することになりました。 このブログへの転載を許可してもらったので、掲載と同時にこちらにもアップします。第一回は今日から始まるメジャーリーグのポストシーズンの話題で…
友人の石黒邦宏と久しぶりに会った。四年前に http://book.shinchosha.co.jp/foresight/main/data/frst200211/fst.html という彼についての文章を書いて以来、数ヶ月に一度は話していたのだが、僕も彼も今年は忙しくて、昨日は半年ぶりに彼とランチ・ミーテ…
「ウェブ進化論」発売直後に韓国の出版社から翻訳出版の話があり、出版契約を交わした。その後、翻訳がハイペースで進んでいるというのを聞いていた。僕の手元にはまだ本の現物は届いていないが、どうも出版されたらしい。(ちなみにあと、中国繁体字版の翻訳…
僕はこういうニュースを読むと無性に嬉しくなってしまうんだよなぁ。 「Go to UC for free, on Google Video BERKELEY CAMPUS SHARES 100 INTRODUCTORY COURSES」 http://www.siliconvalley.com/mld/siliconvalley/15629527.htm Google Videoのここ http://v…
昨夜はフランス人の友人夫婦と食事をしたあと、彼の家に寄って食後酒を飲みながらあれこれと話をした。フランスは日本以上の学歴社会だが、彼はその学歴の頂点を極めたゆえ、フランス社会のエスタブリッシュメント層を歩むある種のパスポートみたいなものを…
けっこう大切な音声ファイルが、マックの故障で復旧できず困っています。id:seihiguchiくんのところで起きた出来事で、彼がまず悪戦苦闘したあと、 http://d.hatena.ne.jp/seihiguchi/20060915/1158337006 http://d.hatena.ne.jp/seihiguchi/20060917/115850…
jkondoの日記経由で見た人も多いと思うけど、ジャックとしなもんの映像も貼っておきましょう。ちなみにこの映像、もう「7,867 views」というから驚く。まさに「Broadcast Yourself!」だなぁ。 ついでにもう一枚、ジャック。
フォーサイト誌8月号「シリコンバレーからの手紙」(120)に書いた「「確信犯」的な態度を貫く「ユーチューブ」の加速感」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u120.html が、ネット上にアップされました。 ・・・・・・・ 企業としてのユーチ…
2001年9月11日、いつも通り午前5時頃に起床。ニューヨークでのテロ第一報は、ネットのニュースサイトの速報で知った。とんでもないことが起きたということは漠然とわかっていても、頭は日常から非日常へとそう簡単に切り替わらない。この日は、朝7時半からク…
昨夜行なった「シリコンバレー精神」刊行記念対談イベントの音声を取り急ぎ、アップします。吉岡弘隆さん(ミラクル・リナックス)をお招きしての、シリコンバレー精神とオープンソース思想を巡ってのトーク約一時間(ちなみに、ときどき会場から突っ込んでいる…
昨夜、東京に入った。 今回の機内では、予めiPodに落としておいた小林秀雄講演集を6時間くらい聴きながら来た(講演の合間には深浦八段の名著「最前線物語2」を読んでいた)が、なんかあっと言う間のフライトでよかった。茂木健一郎さんの「脳と仮想」で、小林…
http://www.paburi.com/paburi/publisher/ch/index.shtml で「シリコンバレー精神」電子版が発売になりました。 文庫版まえがきの中で、 そして「シリコンバレー精神」という考え方を提示する「長いあとがき」を基点にし、本書を構成するそれぞれの「手紙」…
1991年9月17日に、Linus Torvaldsが最初に「version 0.01 of Linux」(http://www.linux-aktivaattori.fi/projects/15_year_linux_birthday/)をアップロードしたので、まもなくLinuxは15歳の誕生日を迎える。ということで「Red Herring」誌8月21日号がオープ…
昨日(2006年8月21日)、近藤夫妻としなもんがシリコンバレーに到着。二人は、先月いったんシリコンバレーに来て家探しなどの生活準備をすませ、ツール・ド・信州の運営等のために一時帰国し、このたび、しなもんも連れての引越しということになった。 さっき…
フォーサイト誌8月号「シリコンバレーからの手紙」(119)に書いた「虚をつかれ、感動したビル・ゲイツ「後半生」の選択」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u119.html が、ネット上にアップされました。 ・・・・・・・ ゲイツは明言していな…
夏休みの読書。ユダヤ人の歴史〈上巻〉作者: ポールジョンソン,石田友雄,Paul Johnson,阿川尚之,山田恵子,池田潤出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 1999/09メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (8件) を見るユダヤ人の歴史〈下巻〉作者: ポ…
日本時間で15日午後11時頃から、このブログへのアクセスが急増。それ以来、1時間当たり1,000くらいはアクセスがいつもより多い。調べてみると増分のほとんどが、 http://search.yahoo.co.jp/search?p=youtube&fr=top_v2&tid=top_v2&search.x=1 つまり、Yahoo…
グーグルで調べた限り、日本ではあんまり紹介されていないようなので、米国で進行中の「特許審査プロセスをオープン化するプロジェクト: Peer to Patent」について、簡単に紹介しておく。 提唱者はBeth Noveck。New York Law SchoolのAssociate Professor。 …
「河岸忘日抄」を読んでから、堀江敏幸の小説と評論と紀行とエッセイが一体になったような静謐な文章を、好んで読むようになった。 「河岸忘日抄」を読んでいた去年の今頃、「ぐずぐずして何もしないでいられる時間」 http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/200…
寡作な作家の、人生を凝縮したような短編が好きだ。 ダイベックもおそろしく寡作な作家。 スチュアート・ダイベック「冬のショパン」シカゴ育ち (白水Uブックス―海外小説の誘惑 (143))作者: スチュアート・ダイベック,柴田元幸出版社/メーカー: 白水社発売日…
Danさんの「"Crowds"は「みんな」じゃない」 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50594746.html を読んで、久しぶりに「Wisdom of Crowds」と「「みんなの意見」は案外正しい」をパラパラと眺めてみた。 「Crowdsoucing」で紹介したJeff Howeのブロ…