機内で小林秀雄の講演を聴く

昨夜、東京に入った。
今回の機内では、予めiPodに落としておいた小林秀雄講演集を6時間くらい聴きながら来た(講演の合間には深浦八段の名著「最前線物語2」を読んでいた)が、なんかあっと言う間のフライトでよかった。茂木健一郎さんの「脳と仮想」で、小林秀雄の講演について論じていたので思い切ってCDを買ってみたのだが、機内での長い時間を名講演を聞きながら過ごすというのはなかなか悪くない時間の使い方であった。

現代思想について―講義・質疑応答 (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第4巻)

現代思想について―講義・質疑応答 (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第4巻)

小林秀雄講演 第1巻―文学の雑感 [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 1巻)

小林秀雄講演 第1巻―文学の雑感 [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 1巻)

深浦八段の「最前線物語2」(2006年)は、同じ著者の「これが最前線だ!」(99年)「最前線物語」(2003年)に続く第三弾だが、素晴らしい。これらを読むと現代将棋で何が起きているのかが本当によくわかる。著者のライフワークとして三、四年に一度、ずっと出し続けていってほしい。
現在CDで手に入る名講演で「これぞ」というものがあれば、是非Recommendいただきたく。しばらく機内では講演を聴いてみようと思っているので。