極東ブログ(finalvent先生)の「ウェブ人間論」書評

ウェブ進化論」「シリコンバレー精神」と今年は二冊の本を出し、今週後半に「ウェブ人間論」が出るわけだが、三冊目にしてとうとうid:finalvent先生の「本気」を引き出すことができたのかもしれない。本当に力のこもった書評をお書きいただき、ありがとうございました。
[書評]ウェブ人間論梅田望夫平野啓一郎
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/12/post_a97b.html
僕はものを書くときにいつも、「この人にどう読まれるだろうか」と意識している人が十人くらいいる。それは昔からの友人だったり、尊敬する編集者だったりと、ほとんどはリアル世界の知己であるが、ブログを書くことによって出会った「見ず知らずの人」としては、id:finalvent(心の中でいつも「finalvent先生」と呼んでいる)が、その十人の中の一人に加わって久しい。
僕が著作や対話の中で、ネットの向こうには本当に凄い人がいるんですよ、と語るときの拠り所としてイメージする人の代表は彼だ。でも、彼の向こうに彼のような人がもっとたくさん、そして彼よりも凄い人もきっとたくさんいるんだろう、といつも想像し、緊張しながら、ものを書いている。
おそるおそる著作をお送りして三冊目、ようやくこちらの「本気」が伝わって、相手にしていただいたのだろう。ただそれは本書が、共著者・平野啓一郎さん(id:finalvent同様の深い教養の持ち主)との「共同作業」ゆえだったのではないかと思う。
批判的内容も含めて謙虚に受け止めて、今後に活かしたいと思う。