メジャー情報ガイド

日曜日の夜のボストン・レッドソックス対ニューヨーク・ヤンキーズ戦で、今年のメジャーリーグは開幕である。
わくわくしてきた。
この時期に出る「スポーツ・イラストレイテッド」誌のメジャー全球団分析特集号を買って、テレビの前に半年間置いておき、最後はぼろぼろになるのだが、その内容がネット上にアップされた。
http://sportsillustrated.cnn.com/baseball/mlb/specials/spring_training/2005/previews/
去年の分析は大はずしだった「スポーツ・イラストレイテッド」誌だが、今年はどうだろう。
野球は「読むスポーツ」とも言われるが、メジャーリーグについて書かれるものは、日本のプロ野球とは質、量ともに比較にならない。「マネーボール」なんかを読めばよくわかるが、在野のメジャー・オタクの統計分析なんかも凄いレベルにあり、そういうのもネットで読むことができる。
そこで今日は、日本のメジャーリーグ・ファンのための情報ガイドを。
報道・総合サイトは、
http://mlb.com
http://sportsillustrated.cnn.com/baseball/mlb/
http://sports.yahoo.com/mlb
http://www.usatoday.com/sports/baseball/
http://sports.espn.go.com/mlb/index
この5つで十分すぎるほどの情報だ。
あと、総合的かつマニアックなメジャーリーグ特化型サイトは、
http://www.hardballtimes.com/
http://www.baseballthinkfactory.org/
の2つが双璧ではないかと思う。ここの内容は相当レベルが高い。上の5つの報道・総合サイトでは飽き足らないマニア向けで、「ここを読み始めると仕事にならなくなってしまうので注意」と自戒しておこう。
次に、統計マニア向けには、
http://www.baseballgraphs.com/blog/
Blogだと、贔屓チームにフォーカスしたものが多く、僕はS.F. Giantsについてしかフォローしていないが、その範囲でいえば、ニュース・クリッピングでは
http://www.econ.ucdavis.edu/graduate/sdshelby/giants/
が網羅的である。Hardballtimes.comにも記事を寄稿しているAaron GleemanのBlogは、
http://www.aarongleeman.com/
ミネソタ・ツインズへの深い愛情が感じられる。贔屓チームに偏らないBlogだと、
http://www.baseballmusings.com/
あたりの質が高い。

はてなのこれからについて

僕がはてな取締役に就任したことに関係して何らかの誤解が生まれるといけないので一応念のため書いておきたいことがあります。
まず、はてなは早期のexitなど全く考えていない会社です。ブログがブームになった勢いに乗って会社を売却しようとか、そういうことは毛ほども考えたことのない会社です。はてなをずっと見てきた方々にとっては自明のことと思います。そしてそれは、僕が参画したことで何も変わっていません。exitを急がせるようなリスクマネーも全く入っていません。
会社は生き物のようなものなので、はてながこれからどういうスピードでどう発展していくかはわかりません。しかし早期の安易なexitだけは絶対にありません。
僕のことを個人的にもよく知っている人からは「はてなと違和感がない」というコメントを多々いただいているのですが、シリコンバレーベンチャーキャピタルといったカネの匂いもするキーワードだけに反応して短絡的に誤解する方もいないとは限らず、僕の関与が仮にそういった誤ったイメージを少しでもはてなに与えるとすれば大変心外なので、そのことのみ補足しておきたいと思った次第です。

メディアビジネスについての論考

R30::マーケティング社会時評の「メディアビジネスのバリューチェーン(その1)」
http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2005/03/infointensity4.html
を読みました。

梅田氏と僕は年齢も離れているしまったく面識がないのだけれど、実は彼と僕にはある共通点がある。お互い、あるとても近しい関係だった人を心の底から尊敬していて、しかもその人から可愛がられていたのだ。

たぶん彼のことなのだろうな、と心当たりはある。R30氏が何らかの事情で名を伏せているのだろうから、ここでは触れないが、49歳という若さで亡くなった年上ではあったが僕にとっては親友としか言いようのない男のことなのだろう。彼のことを思い出すと今でも涙が出る。R30氏が

このエントリのシリーズを僕が人生で最も尊敬していた、あの人に捧げたい。

と書かれているように、かなり力がこもった面白い論考だと思う。シリーズの次回を楽しみにしています。