He is more playful!

初夏の気持ちよい夕方、住宅街をジャックと散歩していたら、ある家の前で一人で佇んでいたそばかすだらけの細身の少年が、はにかみながらも意を決したように「ねぇ、ペットしてもいい?」と僕に聞いた。「ペットしてもいい?」というのは、ジャックをなでたりして可愛がってもいい? 噛みついたりしない? 大丈夫? という意味だ。散歩していると、犬が好きで仕方ない少年や少女から、ときどきそう声をかけられる。
「もちろんいいよ」
と僕は言い、ジャックを少年に近づけた。
ジャックは少年の顔をべろべろなめ、大喜びで少年の周囲をぐるぐるまわった。少年は何度もジャックの背中をなでて、とってもいい犬だね、ブラック・ラブだよね、と言った。
「年はいくつ?」と僕は少年に尋ねた。
「9歳だよ」
6歳くらいの子かなと思ったので、ちょっと意外な感じがした。
「ジャックは11歳。君より二つ年上だね」と僕は言った。
「He is more playful!」
と少年はきっぱりと言った。
なぜかわからないけど、ちょっとどきっとした。一人ぼっちの少年が、無邪気に遊ぶ楽しそうなジャックと、ちょっとさびしい自分を比べてそうつぶやいたのかな、とふと思ったから。
でも帰って妻にそんな話をしたら、「いやそうじゃなくて、犬のほうが自分より二つ年上だって言われたから、僕のほうが大人だよって言いたかったんじゃないの」と妻は言った。
「He is more playful!」
こんなシンプルな言葉ひとつがとても難しい。

久しぶりにプロレスを・・・・・

年の瀬の「今年の三冊」みたいな企画だったのだろうか、どこかで誰かが「テリーファンク自伝」という本を薦めているのを見て、懐かしくてたまらなくなった。熱狂していたのは子供の頃から十代までだから、主に六十年代後半から七十年代にかけてだが、僕はテレビでプロレスばかり見ていたのだ(日本にいた94年まではなんとなく大切な試合は見続けていたような気がする)。思わず「Terry Funk」とユーチューブに入れてしまったので、さあ大変。
次から次へと映像を眺め、僕の心は子供の頃に戻ってしまった。
テリー・ファンクダスティ・ローデス」戦になぜかケンドーナガサキが乱入している。
おっと次は「テリー・ファンクブルーザー・ブロディ」戦だ。この頃のブロディは強かったなぁ。ドリー・ファンク・ジュニアの息子・リック君がブロディによって流血させられた因縁なんて、なんて懐かしいんだ。
1969年大阪の「ドリー・ファンク・ジュニア対アントニオ猪木」のNWA世界タイトルマッチ。60分フルに戦った試合の6分での抜粋。身体の切れがいいなぁ。
と、これはきりがない。困ったな・・・・・・。あっ、画質は悪いけど、キラー・カーンアンドレ・ザ・ジャイアントの伝説の試合も・・・・・・。

昨日は休みをとって「24」シリーズ5を12話分見た

昨日は思い切って休みをとって、朝7時から夜11時まで、第9話(9時間目)から第20話(20時間目)まで、正味9時間くらいかな、食事の時間をのぞいて休み休み見続けた。おかげでふらふらになった。さあ、あと4話。今日で終わる。
「1」から「4」までの中では「2」がいちばん好きだったが、やっぱりこの「5」がシリーズ最高傑作だと思う。まだ見たことがない人が「5」を見るためには、「1」から「4」まで全部見なければならない、というのはけっこうつらいよなぁ。初心者が「5」から見てどのくらい面白いと思えるのだろう。そこはちょっとよくわからない。

追記。全部見終わった。しばらく静養。

「24」は身体に悪く、仕事にも影響が出る

とうとう「24 シリーズ5」のDVD-Boxを昨日入手。
24時間の最初の8時間をすでに見て、けっこう疲れがたまっている。
昨日夕方2時間、夜2時間、今朝早朝から4時間。今夜もさらに続きを・・・
身体にかなり悪いが、始めるととめられない。
少なくとも最初8時間分としてはシリーズ最高傑作の予感だが、あと3分の2でどうなることだろうか。