「考える人」2007年春号 特集・短篇小説を読もう

「考える人」の最新号が充実していて面白い。
「目次」はこんな感じで、丸谷才一ロングインタビューがあり、村上春樹氏への15の質問がある。
川上弘美インタビューがあり、堀江敏幸ジュンパ・ラヒリの短篇も載っている。青山南小野寺健野崎歓豊崎由美による海外短篇小説案内がある。「わたしの好きな短篇3作」というアンケートに多くの人が答えていて、あれもこれもと読みたくなる。
あと一年くらい続くだろう忙しい時期を何とか乗り越えて、特に「ウェブ進化論」で始まったことに区切りをつけるための三冊の本を書く仕事を早く終えて、また短篇小説を一日に一篇読む暮らしに戻りたいと思う。
ところで「わたしの好きな短篇3作」のアンケートの中で、堀江敏幸江戸川乱歩押絵と旅する男」を挙げていて意外で驚いた。自分だったら何を選ぶだろうなと思いながら読んでいて、乱歩の「押絵と旅する男」と「踊る一寸法師」のどっちか一冊は選ぼうと思案していたところだったのだ。