「はてなブックマーク」でつながること

昨日書いた「「知的生産のための道具」としての「はてなブックマーク」」
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050213/p2
には、今のところ5つのトラックバックが入っているが、ブックマークされた数は23である。
http://b.hatena.ne.jp/entry/18712
この23人のブックマークを眺めることで「新しいつながり」を感じることができて面白かった。ブックマークが普及すれば、トラックバックよりも一桁以上多い反応を書き手が感じることができるようになろう。ある意味、カウンターとトラックバックの中間みたいな意味合いを持っているのではないか。
そして、トラックバックではない「ブックマークによるコミュニケーション」というのがあり得るのではないかという気もしてきた。「はてなブックマーク」ベータ版に、たとえば、ブックマーク登録時に何でもいいから簡単なコメントをつけられる機能があったら、それで書き手と読み手の間の軽いコミュニケーションが十分に成立するかもしれない。
トラックバックを打つ」という行為は、自分のBlogをさらすことになるし、見ず知らずの人からのトラフィックを引っ張り込むことにもなるから、心理的抵抗を持つ人たちも多いと思う。「コメントを書く」というのも、相手の家に土足で踏み込むような抵抗を感じる人もいるだろう。ブックマークならば、そういう点も心配なく、「ああ、読んで面白かったよ」という程度の軽い挨拶を交わすことができるようになるのではあるまいか。
追記
早速、浅倉さんよりトラックバック「理由はともあれ、「はてなブックマーク」にコメント欄は必須らしい。」をいただいた。ありがとうございました。

僕もコメントが付けれると良いと思ってますが、それはコミュニケーションのためじゃなくて仕分けのためです。梅田さん的に言うと「知的生産のための道具」としてですね。

そうその通り。基本はそうだと思います。ただ、コメント欄に書かれた内容が、コミュニケーション機能としてもワークするのではないかと思った、ということです。自分が書いた内容が誰かの「知的活動に役立った」ことが、そのコメントからわかる。それはコミュニケーションに他ならず、それなりの充実感を作り出すのではないかと思ったのでした。