フォーサイト・クラブ・セミナーの感想

フォーサイト誌10月号「シリコンバレーからの手紙」(110)に書いた「セミナーで決意したシリコンバレーへの恩返し」
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u110.html
が、ネット上にアップされました。9月に行ったフォーサイト・クラブ・セミナーの感想を書きました。このあたりがポイントかな。

講演を終え半月が過ぎ、当日の聴衆から回収したアンケート用紙の束も届き、若い世代がネット上に書き込んだ感想やその連鎖もだいたい出尽くした。そのすべてを読み、改めて私は思った。日本社会には、若い世代の創造性や果敢な行動を刺激する「オプティミズム楽天主義)に支えられたビジョン」みたいなものが決定的に欠けているのではないかと。
 日本において評論家や知識人と呼ばれる人々は、社会の問題点を指摘することに最大の価値を見出し、精力を費やす。ネガティブから入る知的リーダーが多すぎる。そうでないと、日本ではバカに見えてしまうからなのだろう。
 シリコンバレーで私は、人生の先輩たちが示すおっちょこちょいで楽天的なビジョンと明るい励ましに、どれだけ助けられ、救われてきたことだろう。

全文は新潮社「フォーサイト」誌のサイトでお読みください。