「JAPAN ECHO」誌インタビュー、日本語版の「JBPress」への掲載

棋聖戦観戦から帰国しました。新設した将棋ブログのほうで、ウェブ観戦記で書ききれなかったことを補足しましたので、興味のある方はそちらをご覧ください。
さて、5月に「シリコンバレーから将棋を観る」関係の取材を受ける一環で、「JAPAN ECHO」誌(英語)の「VOICE OF JAPAN」というコーナーでインタビューをしていただくことになりました。一般にはあまり知られていないかもしれませんが「JAPAN ECHO」という雑誌は、外交、政治、文化、芸術など日本の主張や意見を海外の読者に伝える老舗メディアで、僕が1993年に初めて書いた論文「ハイテク日本・危機の構図」も英訳されてこの雑誌に掲載された、とても懐かしい雑誌でもあります(「将棋を世界に広める会」の理事の皆さんからも、将棋がこの雑誌に取り上げられるのは素晴らしいことと、たいへん喜んでいただけました)。
いずれそのインタビュー(英語版)はウェブでも読めるようになるので、そのときにはお知らせします。
「JAPAN ECHO」誌インタビューの日本語版は、通常世に出ないのですが、ビジネス経済メディアの「JBPress」(Economist誌やFT紙の記事の日本語訳でご存じの読者の方も多いかもしれません)がその内容に注目して、僕がこの本の中にこめた「イノベーションとは、既定路線のインプルーブメントとは違うのだ」「そこには狂気をはらんだジャンプが必要なのだ」といったメッセージを、ビジネス読者にもヒントとして届けたい、とおっしゃってくださり(「JAPAN ECHO」誌も快諾してくださり)、インタビューの日本語版が今週後半に公開される運びとなりました。どうぞお楽しみに。
追記:
イノベーションはなぜ起きたか(上)「指さない将棋ファン」がとらえた現代将棋の「もっとすごい」可能性
イノベーションはなぜ起きたか(下)「指さない将棋ファン」がとらえた現代将棋の「もっとすごい」可能性