「フューチャリスト宣言」連休明けに発売

umedamochio2007-04-27

茂木さんのブログ「人生というくるくる回るコマ」で、「見本が届いた」と本の写真が掲載されていたが、僕のところにも昨日見本が数冊、FEDEXで届いた。ネット書店では既に予約販売が始まっていて連休明けから出荷、リアル書店の店頭には首都圏の早いところで5月8日、全国で9日には並びます。
筑摩書房のサイトに、「フューチャリスト宣言」特設ページができ、内容を少し立ち読みできるようになっています。
詳細目次のみ転記しておきます。ゴールデンウィークをたっぷり楽しんだあとで、書店で手にとっていただければと思います。

はじめに(茂木健一郎


第1章 黒船がやってきた!

媒体を自分で持てる快感/グーグルの画面は深い思想に基づいている/ウィキペディアが日本から出なかったのはなぜか/公共性と利他性がインターネットの特質/ネットがセレンディピティを促進する/ウェブは脳の報酬系を活性化させる/シリコンバレーのルーツは反権威/世界史の四つ目のリンゴ/ヒューマン・ネイチャーを理解する/アメリカの社会風土がそもそも2・0的/リアルがかかわった途端にスピードが遅れる/新しいものを賞賛する精神が社会にあるかないか


第2章 クオリアとグーグル
アメリカにいるときは弱者の視点/ネットで情報を集めるのはアスリート的/ユーチューブは確信犯/最初から完璧さを求めない姿勢/ポスト・グーグルは何なのか/サーチとチョイス/グーグルとクオリアは二つの別の世界/コンテンツ側は消費されていく?/ネットとの付き合い方がその人の個性 /ネット時代のリテラシーは感情の技術


第3章 フューチャリスト同盟だ!
大学で教えるエネルギーをブログにかけたい/大学はもう終わっている/たった一人の狂気で世の中が動く/何を志向できるかが勝負/ダーウィンはインターネット時代の人に近い/楽しくてしょうがないという人しか勝てない/組織に所属するのでなくてアフィリエイトする/そうか、「フューチャリスト同盟」だ!


第4章 ネットの側に賭ける
負け犬たち、一匹狼たちが幸せになれる/ネットへのアクセスは基本的人権/「怒り」が大事/自らが補助線になるということ/ロングテールの意味は「人間はすべて違う」/日本の外に開かれた偶有性に身をさらす/実験は大事だ!/「本」とは錨をおろすポイント/インターネットは「言語以来」/「談合社会相対化」が共通ミッション/無料とはfreeである/過去の思想でいま起こっていることは語れない/ネット以前・以後は「相転移」/生命原理に反することはうまくいかない


梅田望夫特別授業「もうひとつの地球」
コンピュータとの出会い/「もうひとつの地球」とは/一億人から三秒を集める/世界の謎、オープンソース/未来は予想するものではなくて創造するもの/「好きなこと」を見つけて貫くこと


茂木健一郎特別授業「脳と仕事力」
青春の一ページ/ギャップイヤー/創造性とコミュニケーション/強化学習のメカニズム/プロとは自分のやっていることに快楽を感じる人/自己批評は大事だ/弱点が最大のチャンス


おわりに──フューチャリストとは何か(梅田望夫

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)