「ビスタ」を無意味にするグーグル「二つ目の顔」

フォーサイト誌1月号「シリコンバレーからの手紙」(125)に書いた「「ビスタ」を無意味にするグーグル「二つ目の顔」」
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u125.html
が、ネット上にアップされました。

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人類の過去の叡智(世界中の図書館の本)をすべてスキャンして読み込む「グーグル・ブックサーチ」プロジェクトもそうなのだが、グーグルを見ているといつも「なぜ山にのぼるのか」「いや、そこに山があるから」という問答を思い出す。この会社の特異性は、「整理されていない情報がこの世に存在することを許さぬ」という異様とも言うべき強固な意志である。
 さてグーグルの二つ目の顔とは、コンピュータ産業の構造を「あるべき姿」に作り直すという意志を持った企業だということである。
 以下述べることは、グーグルを除くネット列強たるヤフー、eベイ、アマゾンには全くあてはまらない(彼らはそんな意志を毛ほども持たない)。一方、グーグルCEO(最高経営責任者)のエリック・シュミットはことあるごとに「グーグルという会社は、コンピュータ・サイエンティストによって経営されている会社だ」という言葉を発するのだが、それは自らがシリコンバレー保守本流なのだという強烈な自負の現れである。
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