ある日本人博士のシリコンバレー・ベンチャー冒険記

先日本欄で紹介した
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060521/p2
「NTT、光が自在に曲がる現象を発見 - 映像機器・プリンタの小型化も?」という技術
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/05/19/001.html
の発明者・中村孝一郎博士(現・NTTフォトニクス研究所)の「My Saga in Silicon Valley」というきわめて興味深いケース・スタディ(PDFファイルで28ページに及ぶ)
http://ipw.naist.jp/cast/_chizai/mot/sv1.pdf
が、奈良先端科学技術大学院大学のサイトにアップされています。
東北大学の助手だった中村氏が、シリコンバレーのテクノロジーベンチャーからスカウトされる経緯、東北大を退職して参画したベンチャーでの知的格闘、ベンチャー清算と解雇、そして現職への転身、という激動の経験を、大学の研究と製品化技術の違いなど技術についての深い解説も交えて自ら詳述している、とても貴重な資料だと思います。
8月2日には奈良先端科学技術大学院大学で本件に関する公開講座が行なわれ、一般でも申し込めば聴講できるらしいです(自分でご確認を)。