ブログ・ブームは私の勉強法をどう変えたか

フォーサイト誌4月号「シリコンバレーからの手紙」(115)に書いた「ブログ・ブームは私の勉強法をどう変えたか」
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u115.html
が、ネット上にアップされました。
ウェブ進化論」を書くに至った背景を、ブログブーム到来の2002年秋まで、そしてさらに1992年夏にまで振り返って書いています。ご興味のある方はどうぞご一読を。

・・・・・・
しかし良いこと尽くめではないぞと、私は強い危機感を抱いた。これほどまでに貴重な情報が無料で溢れかえるのだ。根底から仕事の仕方を変えなければ、この世界の最先端を走り続けることはできないと気づいたのである。そしてそれは、創業したばかりのコンサルティング事業が早くも生き残れなくなる可能性を示唆していた。私が「ネットの世界に住むように生きる」ようになったのはこのときからだった。一日に五時間から六時間は最低でもネットの世界に住み、リアル世界からネット世界へと「時間の使い方」の軸足を大きく移していった。
 ほどなくして私自身も日本語でブログを立ち上げ、日本の若い世代との交流も始まった。そうなるとインプットもアウトプットもネットとなったわけで、「ネットの世界に住むように生きる」時間がさらに長くなった。
 以来、リアル世界での移動を私はあまりしなくなった。仕事で日本に行き休暇で欧州に行く以外、飛行機には全く乗らなくなった。アメリカ国内線には二〇〇二年秋から一度も乗っていない。車の走行距離も半分以下になった。
・・・・・・

全文は新潮社「フォーサイト」誌のサイトでお読みください。