JTPAツアー、MOZANBLOG
先週末、第四回JTPAツアーが終了。5倍の倍率を乗り越えて選ばれた18人だったこともあり、実に充実したツアーであった。JTPAニュースレター編集長・戸谷茂山(MOZAN Totani)氏のBlog「MOZANBLOG」の「渡辺千賀さんとセミナー」
http://mozan.typepad.com/mozanblog/2006/03/post_12.html
に、ツアー参加者についてこんな感想がある。
懇談会で話をする機会があったが、彼らの熱心さには驚かされる。自分の将来をだれもがしっかりと考えている。自分が20代の頃など、遊ぶことにしか興味が無かったが。20代でこうやってシリコンバレーを体験出来るというのもうらやましい。これが欠けがえの無い体験であったことを望む。
僕も全く同感。確実に日本には新しいタイプの日本人が生まれている。将来に希望を感ずることができた数日間であった。
ところでMOZANBLOGを読んでいたら、「今日会社に辞表を出した」
http://mozan.typepad.com/mozanblog/2006/03/post_14.html
とある。ついに会社辞めて、仲間と創業かぁ。凄いなぁ。
今朝会社に辞表を出した。昔の同僚が興した会社に参加するからだ。会社のディレクターに会議室でブーたら言い訳を説明してしたら、「Entrepreneuershipだろ?じゃあやれよ」といわれた。
新しい会社はMeade Construction Group(http://meadegroup.biz/)。昔にサンホゼ支店をスタートアップし、同時にサンマイクロシステムズのキャンパスを一緒に作った仲間達が作った会社だ。みんな今でも親友だ。一応は会社のシェアの貰うのでCo-ownerという形での参加。
このように建設会社までがスピンオフするのがシリコンバレーだ。現在Ground ZeroのMeade Construction Groupは可能性が無限大、言い換えると危険だらけだが、この会社をどのように成長させていくのかと考えると血が騒ぐ。
今の会社の中でコンサバな奴は私の退社に大反対だ。「あと一年は居てくれ」とウルサイ。確かに今のDPRコンストラクションはすばらしい会社で、退社する私もとても名残惜しい。でも、タイミングはいつも大事だ。私の判断は間違いかもしれないが、Entrepreneuershipを実行しなくてはシリコンバレーに居る価値が無い。
「安っぽい言い方かもしれないけど、俺はアメリカン・ドリームを信じている」というと、会社のディレクターは「俺もだよ」と言ってくれた。
MOZANは年齢は僕よりだいぶ若いけれど、最も尊敬する友人の一人だ。
「日本」ということと全く関係ない世界、しかも英語力やコミュニケーション力をとてつもなく必要とする建設の世界で、実力一本で生きているところが凄い。ちなみに、彼は前のエントリーで英語についてこう書いている。
企業に長く居つく人で、特にマネジメントにならなくてはいけない人には英語力が大事。これは渡辺さんも私も合意。学校英語の300倍くらいの努力が必要。渡辺さんの「英語がネイティブ並みに話せるようになるなら3000万円払っても良いと言った人がいる」というのも全く不思議な話ではない。私だったらローンしてでも6000万円まで払う。
成功を祈念します。でも僕がそんなことを言わなくたって、君ならきっと成功する。仲間たち皆が、心からそう思っているところが、MOZANの凄いところである。