最後の50数試合の勝負へ。まだけっこう長いぞ。

日程の約3分の2を消化し、これから最後の3分の1に入る。
5割を大きく割り込んで「今年は絶対ダメ」と思っていたS.F. Giantsも、ナリーグ西地区は全チーム5割以下という体たらくのためまだチャンスがある。驚きだ。昨日も地元テレビ局の解説者が「西地区から誰かがプレイオフに出て戦うんだ。5割なんて関係ないんだ」と絶叫していたが、全くその通り。弱い者ばかりの争いなので一敗の重みが軽く「ここで連敗するようではプレイオフにいけないな」とがっかりして翌朝勝敗表を見れば、リーグ内の全チームが負けていたりしている。要はこれからの50数試合の過ごし方次第だ。
アリーグはシカゴ・ホワイトソックスがほぼ確定。あとは、ボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキーズ、LA・エンジェルス、オークランド・アスレチックスの4チームから1チーム脱落して3チームがプレイオフに出ることになるだろう。もう一つの地元チーム・オークランドも4-5月の調子が悪く「今年は絶対ダメ」と思っていたが、6月からの快進撃で首位に肉薄している。マネーボール健在だ。
一方ナリーグは低レベルの混戦。セントルイス・カージナルスが圧倒的実力でほぼ確定。あとたぶんアトランタ・ブレーブスもほぼ当確。西地区が5割を切ったところで、サンディエゴ、アリゾナ、LA、サンフランシスコがゴチャゴチャやっているのでその中から1チーム。あとは5割すれすれのところで、ヒューストン、フロリダ、ニューヨーク・メッツらがワイルドカード争いをやっぱりゴチャゴチャやっていて、その中から1チーム。
ワールドシリーズにアリーグで誰が勝ちあがってくるかがちょっと読めないが、ナリーグは順当にいけばセントルイスなのではないかと思う。