はてなブックマークは雑誌の目次だ

ここのところダイアリーの更新をさぼって、はてなブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/umedamochio/
ばかりいじっている。少しだけ過去に遡ってブックマーク済みの大切な記事にタグをつけていく(新しいブックマークにはなるべくタグをつける)という知的単純作業を続けていて(知的単純作業というのは、無意識下で色々なことを考えていて、アイデアがふっと湧いてくるケースが多いので僕は好きである)、色々なことを考えた。

  • 過去に遡ってタグをつけると自分の関心がどういうところにあるのかが整理される。できあがったタグ一覧を眺めてみると、ああ自分はこんなあたりのことだけを書いてきたんだな、と改めて思う。
  • 結果、僕が今のところつけているタグの総数は26個だが、だいたいマックス数十個が自分にとってはいいかなという感じ(これは人それぞれタグの利用法によって異なる)。
  • ブックマーク結果のページを改めて眺めると、雑誌の目次に似ているなと思った。記事のタイトルがあってジャンル分け(タグ)ができて、コメントは記事の見出しとかサブタイトルとかキャッチコピーにあたる。
    • 一日単位で表示すると、「その日」の「マイ・マガジン」の目次
    • タグをクリックしてそのテーマで表示すると、「そのテーマ」の「マイ・マガジン」の目次

ができあがる感じ。
ブックマークを一生懸命作ることは、インターネット上の厖大なコンテンツを自由に使って、一人で雑誌の目次を編集することに似ている。そしてそれらがネット上で他者のブックマークと結びつくことで、全く新しい発見がある。「お気に入り」機能で集積されれば、自分と同じような関心を持つ人々を巻き込んでの「専門誌」化。ここまでは「マイマガジン」だ。しかし、ブックマークの集合知・群集知(Wisdom of Crowds)、つまり不特定多数のブックマークが「人気エントリー」「注目エントリー」として集積されると、意外性をもきちんと含んだ「一般誌」化していくのである。