米国でPerfect Child(17歳)を育てるのにかかるコスト

Wired誌の記事はたいていネット上で読めるのだが、なぜかこの「The Price of a Perfect Child」(2005年6月号)という記事だけが見つからない。
半分冗談のように思える記事であるが、「米国で、0歳から17歳までの18年間、完璧な子供を求めてカネを使うと80万ドル強かかる」というものだ。米国の富裕層を間近で見ていると、この記事が冗談ではないことが実感できる。18年間で80万ドル強だから1年平均500万円くらいである。もっと湯水の如く子供にカネをかけている親も多い。記事によれば、

  • 0歳から4歳で219,876ドル。最初の5年間での最も大きな支出はバイリンガル・ナニーを2年間雇っての84,000ドル。
  • 5歳から11歳で240,0723ドル。次の7年間での最も大きな支出は私立小学校7年間で113,150ドル。1年あたり16,000ドル強。成長ホルモンが20,000ドル。
  • 12歳から13歳で134,197ドル。うち私立中学2年間が33,550ドル。成長ホルモンが40,000ドル。
  • 14歳から17歳で205,299ドル。うち私立高校4年間が124,640ドル。1年あたり31,160ドル。

こうしてふんだんにカネをかけて育った富裕層の子供たちが、アイビー・リーグに行くわけである。