Sony PSPのボタン

日経BP 1/25/05 「それがPSPの仕様だ」、久多良木SCE社長がゲーム機不具合騒動を一蹴
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/354840

一方、ボタンを押しても画面が時に反応しない点に関してはSCEは不具合ではないと説明する。ボタンの位置は左右対称なのに、本体内部でボタンが押されたことを検知する部分の位置は非対称だ。結果、問題が指摘されるボタンだけは、他のボタンのように真下に検知部分がない。この点が画面が反応しないことがある原因ではないか。本誌の疑問に関して久多良木社長は次のように説明した。
「使用する液晶画面はこれ以上小さくしたくないし、PSP本体もこれ以上大きくしたくなかった。ボタン位置も狙ったもの。それが仕様。これは僕が作ったもので、そういう仕様にしている。明確な意思を持っているのであって、間違ったわけではない。世界で一番美しいものを作ったと思う。著名建築家が書いた図面に対して門の位置がおかしいと難癖をつける人はいない。それと同じこと」

ボタンを押しても画面が動かないことがある問題は、あくまでも使い方の問題にすぎないというのが久多良木流。PSPは、今後のソニーグループの行方を大きく左右しかねない商品だ。それだけに一部とはいえ騒ぎとなっていることに電機業界の関心も高い。

切込隊長BLOG 1/25/05 PSPソニーはリコールするべき
http://kiri.jblog.org/archives/001353.html

ソニーの対応には失望した。
ボタンを押して戻らないなど、本来の仕様であるはずがない。
社員でさえも、設計上の欠陥と認めている。
ところが、久夛良木氏が「不良でなく仕様」と外向けに強弁してしまったため、社員は社長の顔を立てて黙らざるを得ない。
ボタンが操作できないのだ。これでゲームできるか。