ソニー出井会長インタビュー

日経 1/7/05 今年のテーマを聞く(3)

ソニーの場合、東芝や米IBMと開発する高性能半導体『セル』が登場する。機器単体に続き、地上デジタル放送やブロードバンド(高速大容量)通信の普及で『情報の送り手』のデジタル化も進む。デジタル化にかかわる企業が『アナログ技術をいつやめる』と宣言できる時期になってきた。(略)
ソニーは今、『縮んだバネ』のように反発力をためている。(略)
半導体強化の資金需要があるソニーなどの方が戦略性はある。
現在の経営計画は、人員削減など構造改革を進める第一段階、グループの経営資源融合で新商品をつくる第二段階、新商品やサービスの組み合わせでユニークなビジネスをつくる第三段階に分かれる。今は第二段階だ。(略)
テレビやゲーム機などすべてで第三世代製品の開発に入り、買収や統合が続いた映画・音楽も次の手を練る。