中村孝一郎

はてなブックマーク「最近の人気記事」上位に、「NTT、光が自在に曲がる現象を発見 - 映像機器・プリンタの小型化も?」
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/05/19/001.html
が登場。この技術の発明者・中村孝一郎博士はこの人。JTPA日本代表でもあります。
http://book.shinchosha.co.jp/foresight/main/data/frst200308/fst.html
この文章は、東北大学からシリコンバレーベンチャー企業ライトビットに「三顧の礼」で迎えられ、シリコンバレーで活躍していた頃の彼を描いたものです。その後、NTTフォトニクス研究所にスカウトされて今日に至っています。

本連載では「若い読者のロールモデル」たり得るシリコンバレーの個人をご紹介する試みを続けているのだが、たとえば世界的な賞を取るといったことで「十年後、十五年後に大化けする」人がもしその中から出るとすれば、この中村孝一郎がその最有力候補だと、私は確信している。

僕の予想が当たる日が本当にやってきそうで、嬉しいなぁ。
中村くん、おめでとう!!!

制度設計側が是正すべき一般投資家のリスク過重

フォーサイト誌5月号「シリコンバレーからの手紙」(116)に書いた「制度設計側が是正すべき一般投資家のリスク過重」
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u116.html
が、ネット上にアップされました。

・・・・・・・
私は二十代の頃から起業志向が強かった。しかし、個人保証付きの借金をしてまで起業などしたくなかった。ビジネスと家庭生活はきっちりと分けたかった。ビジネスの失敗が原因で、倒産直前に配偶者に債務が及ばないよう離婚を余儀なくされるとか、その後の長い人生、大きな借金を返しながら生きるなんて絶対に嫌だった。
・・・・・・・
 しかしこの十年、世界がシリコンバレーを学び尽くし、各国が独自にアレンジを加え、起業家主導型経済メカニズムの種が社会に植えつけられた。日本にも「失敗しても返さなくていいお金」で起業冒険できる世界が広がった。これ自体は大いに喜ぶべきことだと思う。
 ただ今の日本の状況は、少しそれが行き過ぎてしまっている。制度設計の過渡期の現象として、株式公開があまりにも簡単にできるシステムが出来上がってしまったからだ。
・・・・・・・

全文は新潮社「フォーサイト」誌のサイトでお読みください。