墨は餓鬼に磨らせ、筆は鬼に持たせよ

雪沼とその周辺
「雪沼とその周辺」を読んでいたら、こんな文章にぶつかった。

墨は餓鬼に磨らせ、筆は鬼に持たせよ。教室の壁に貼られた格言の、ここぞというときには力が発揮できるのにそれをあえて抑える自然体-そういう意味だと教えてくれたのは、もちろん陽平さんだ-、すべての行動にあてはまる指針だと思った。(「送り火」p96)

「墨は餓鬼に磨らせ、筆は鬼に持たせよ」って何だかいい言葉だなぁ。
ただグーグルもこれに関してはあんまり賢くなかった。「墨は餓鬼」で検索してもたった3件。
http://www.geocities.jp/kuro_kurogo/ko-jien03/page18.html
墨を摺るときにはなるべく柔らかくし、筆を使うときには力を込めて勢い良く書くのが良いということ。
http://plaza.rakutenco.jp/inshaallah/2014
墨をする時は餓えて力のない者のようにすり、いざ筆を持ったら鬼のように力をこめて勢いをつけよとの意。
詳しいことは何もわからなかった。