次の10年はどういう時代か(5)

昨日届いた英エコノミスト誌と米ビジネスウィーク誌は、両方とも表紙がIT関係という久しぶりの出来事。ともになかなか充実している。いますぐ全記事がネット上で無償で読めるわけではないが、6月11日付けのブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/umedamochio/20050611
に、ビジネスウィークから10本、エコノミストから6本、記事をブックマークしておいた。
ビジネスウィークは、「The Future of Technology: The Big Trends Ahead and Our Ranking of the Top 100 Info Tech Companies」
http://www.businessweek.com/magazine/toc/05_25/B393805it100.htm
という、全体目次と「IT100」企業一覧を並べたサイトから個々の記事にいくとよい。
「たかが雑誌」ではあるが「されど雑誌」で、一流誌がそれなりにカバーストーリーを組む場合にはかなりのコストを使って取材が行われ、構成もそれなりに考え抜かれる。
カバーストーリーの目玉は、ビジネスウィークが「Power of Us」。エコノミストがeBayの10周年にちなんで「eBay: Meg and the power of many」。かたや「Power of Us」でかたや「Power of Many」。同じことである。特に「Power of Us」
http://www.businessweek.com/magazine/content/05_25/b3938601.htm
は、最近の重要な流れをとてもよくまとめている記事だと思う。
「次の10年」のほとんどの芽はもう出ている。そこから成長する芽と死んでいく芽を見極めることが「次の10年はどういう時代か」を考えることなのだ。
同じ6月11日のブックマークから、Burnham's Beatの「For the Love of God People, Enterprise Software Is Not Dead」
http://billburnham.blogs.com/burnhamsbeat/2005/06/for_the_love_of.html
も、同じ観点から勉強になる記事だと思う。