祝・ジャック十歳の誕生日。フットボールしよう!

ジャックは1996年2月18日に生まれました。
今日でとうとう十歳です。
ジャック。十歳まで大きな怪我も病気もなく元気で育ってくれてありがとう。
今日は雨模様のシリコンバレーですが、雨の合間を縫って、庭でフットボールをして遊びました。

強情な気質が顔によく出ています。

興奮耳にご注目。

興奮目にご注目。

右足にご注目。

さぁ、もうすぐ来るぞ。

ボールに全身の神経を集中。尻尾にご注目。

さぁ勝負だ。ボールを追いかけるぞ。

十二年間の最大の変化 それは「強靭な胃袋」の定着

フォーサイト誌1月号「シリコンバレーからの手紙」(113)に書いた「十二年間の最大の変化 それは「強靭な胃袋」の定着 」
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u113.html
が、ネット上にアップされました。
ウェブ進化論」以降最初の論考です。
またこつこつと一つ一つ積み上げていきたいと思います。

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 この十二年間、私は経営という視点から、シリコンバレー企業の進化を見つめてきた。日々日常的に起こるミクロな変化には常に理由があり、その変化の一つ一つは時間軸で連続的だ。その「ミクロな変化の蓄積」がどんな「マクロな変化」に結実したのかと俯瞰して考えてみると、シリコンバレー経営もコペルニクス的転回を果たしたことに気づく。その転回とは、「大企業がベンチャー企業を積極的に買収し、吸収・消化し、成長の原動力とする」という経営手法の登場とその洗練であった。
 私見だが、IT領域の日本企業(主に製造業)がこの十二年間、グローバル競争の中で苦しみ続けたのは、この経営手法が取れなかったことに起因する。共同体という性格を色濃く持つ日本企業は、共同体の外で生まれて育った「最先端を走る異質で尖った人間集団」を吸収・消化する強靭な胃袋を持てなかった。これが創造性や成長性の差になって現れたように思う。
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全文は新潮社「フォーサイト」誌のサイトでお読みください。