Entries from 2007-08-01 to 1 month

編集者からベンチャーのキャリアパス

「生命保険 立ち上げ日誌」を読んでいたら、 担当講師は8月入社のK。某出版社で凄腕編集者として、何本もの大ヒット作をプロデュースした逸材。この本とかこの本とかこの本とか、担当した本は総計300万部くらい売れている。 とある。 仕事柄、出版社の編集者…

カール君

世界陸上を見ていたらカール君を思い出した。 追記。このエントリーを書いて30分後に「カール君」でGoogle検索したら、もう上位に来ていた。Googleのリアルタイム性、上がったんだなあ。 ちなみに「カール君」とは、 100m走の優勝者が、カール・ルイスを模し…

「「兵士」になれなかった三島由紀夫」(杉山隆男著)

日本中を震撼させた衝撃の自決から37年―初めて明かされる「兵士」三島由紀夫の素顔 とオビにある。面白いノンフィクションで一気に最後まで読んでしまった。 1970年11月25日の事件の衝撃は小学校時代の鮮烈な記憶のひとコマではあるが、その背景についての知…

「17歳の女性起業家」によるWhateverlife.com

Fast Company誌を読んでいたら、Whateverlife.comについての長文記事が出ていた。あんまり日本では知られていないので、ちょっと紹介。 9歳でウェブデザインを始めた少女Ashley Qualls。14歳のとき(2004年)に趣味で作ったサイトが、700万人のTeen Girlsを集…

「現代の若きエンジニアの物語」としても読める岡本かの子「老妓抄」

友人から勧められて、はじめて岡本かの子の作品を読んだ。 青空文庫でも読むことができる。 一行一行に凝縮された文章の濃さが味わい深い。読みどころ、面白さは別のところにあるのだが、時代を超えて今日的だと感動したのは、財をなした老妓が、出入りの電…

朝4時起きで順位戦をネット観戦中

「第66期順位戦A級2回戦 丸山 忠久九段−佐藤 康光二冠」 を観戦中。夏時間だと、こちらの朝4時は日本時間の午後8時なので、中盤から終盤までゆっくり楽しめてよい(午前4時50分現在でまだ52手、両者あわせて3時間以上持ち時間が残っている)。いい時代になっ…

人と違うことをする

人と違うことをする。あんまり誰もやっていないことならなおいい。それで同じようなことを誰かがあとからやり始めるなら、「その場所はどうぞ」という感じでまた別の新しいことを始めたくなる。特に心掛けてきたわけでもなくそう自然に生きてきたところを見…

中央公論2007年9月号 特集「「親」が壊れている」

最近の特集の中では抜群に面白かった。 平和に見えるけど本当は、今急激に乱世になったといえるのではないでしょうか。 という吉本隆明の言葉が強く印象に残った。これは「日本の家族を蝕む"第二の敗戦"」という吉本隆明と内田樹の巻頭対談の中の吉本の言葉…

二ヶ月で十行

「われわれはみな外国人である」(野崎歓)を読んでいたら、「ジャン=フィリップ・トゥーサンの文章」という1994年に書かれたエッセイにこんなことが書かれていた。 東京大学教養学部の主催で開かれたシンポジウムの際、彼は自作『カメラ』の冒頭十行をすらす…

サバティカル・コーチ

「ハーバード大学医学部留学・独立日記」からトラックバックをいただいた。 サバティカルの定義は次の通り。 サバティカル(sabbatical) A sabbatical is a period away from your normal routine - a time to immerse yourself in a different environment…

積み上がった書類の山を整理して

自宅の机の横に積み上がった書類の山(FAX、ゲラ、原稿・・・)を整理する(大半は処分する)ことにして、その中身を読むに、この一年半は(本業以外に)よく働いたなとつくづく思った。だから疲れているのだな。「ウェブ進化論」(昨年二月刊)が売れたことで、さま…

幼なじみと会い、父を思い出す

幼なじみの親友が、家族で我が家に遊びにきてくれた。 著書にサインして彼の息子たちにプレゼントしたが、そんなことをしながら父のことを思い出していたからだろうか、久しぶりに父の夢を見て早くに目が覚めた。 それで早朝から追悼文集を開いてみる。むし…

アジア国際学生将棋交流企画/AISEP(Asian Intercultural Shogi Exchange Program)

若手棋士のブログで盛んに紹介されているので企画を眺めてみた。 北京・香港(以上中国)・光州(韓国)・シンガポールから、将棋・シャンチー・チャンギに高い関心があり見識ある学生9名を日本へ招待し、日本国内の大学生および東京大学生スタッフによる交…

取り返しはつかない

深く深く共感する文章と出合った。 新潮9月号に掲載された養老孟司「追悼河合隼雄 取り返しはつかない」である。 河合隼雄さんの訃報を聞いた。病床におられることはわかっていたし、多くの方と何度か河合さんの病気の話はしたから、いまさら驚くことではな…