Entries from 2007-04-01 to 1 month

思い出の場所を訪ね歩いて思ったこと

1997年5月1日に独立してシリコンバレーで会社(MUSE)を作った。明後日でとうとう10年になる。 いい記念なので、この週末は土曜と日曜に分けて、アメリカにやってきて過ごした思い出の場所を、妻と二人で訪ね歩くことにした。 初めて一年間アメリカに住んだの…

「フューチャリスト宣言」連休明けに発売

茂木さんのブログ「人生というくるくる回るコマ」で、「見本が届いた」と本の写真が掲載されていたが、僕のところにも昨日見本が数冊、FEDEXで届いた。ネット書店では既に予約販売が始まっていて連休明けから出荷、リアル書店の店頭には首都圏の早いところで…

デイヴィッド・ハルバースタム、シリコンバレーで事故死。合掌。

移動中、ラジオを聞いていたら信じられないニュースが飛び込んできた。今日の午前中の出来事だったらしい(まだ日本のニュースサイトでは報道されていないみたい)。 「Author David Halberstam killed in crash near Dumbarton Bridge」 先週土曜日にUCバーク…

「ウェブ進化論」の中国繁体字版「網路巨変元年」(台湾の先覚出版社)が出版されました。

写真は http://www.flickr.com/photos/shinyai/454157665/ より転載。このflickrにアップされた写真で出版されたのを知りましたが、僕の手元にもそれから数日後に本が届きました。 ところで本のカバー折り返し部分に、「脳科学家」茂木健一郎さんの書評(読売…

科学者に衝撃を与えた「ロマンティックでない」グーグル

フォーサイト誌3月号「シリコンバレーからの手紙」(127)に書いた「科学者に衝撃を与えた「ロマンティックでない」グーグル」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u127.html が、ネット上にアップされました。 ・・・・・・・ 日本出張を控え…

見つめ合うジャックとくるみ

http://d.hatena.ne.jp/qoo-chan/20070412

電話もない頃の知的生産

「金子教室」について書いてみて、それを改めて読み、当たり前ながら、電話のない頃と、これだけ通信環境、ネット環境が進んでしまった今の「知的生産のあり方」が激変していることに気づく。 なるほど昭和25年に雑誌に原稿を書く(金子の場合は「将棋の解説…

チャンドラーと村上春樹、書くこと

「ロング・グッドバイ」(早川書房)に、村上春樹が長大な「訳者あとがき」を書いている。その中でチャンドラーの手紙を引用し、書くことについてこう述べている。 うまく文章を書くことは、彼にとっての重要なモラルだった。彼はある手紙の中にこのように書き…

生命とは制御できないもののことである

茂木健一郎「クオリア日記」の「生命とは制御できないもののことである」が面白い。「フューチャリスト宣言」(ちくま新書、5月刊)での対談の中で、「ネット」や「ブログ」や「いまウェブ上で起きていること」を、脳の仕組みや生命現象の本質と照らして、僕た…

昭和の名稿「金子教室」

「将棋世界」だけでなく「近代将棋」もサンノゼ紀伊国屋経由で定期購読することになってしまった。定期購読申し込みが何とか間に合って四月号を入手(サンノゼ紀伊国屋には「近代将棋」が三冊しか入荷しないのだ)。金子金五郎フリークとしては、四月号から「…

「考える人」2007年春号 特集・短篇小説を読もう

「考える人」の最新号が充実していて面白い。 「目次」はこんな感じで、丸谷才一ロングインタビューがあり、村上春樹氏への15の質問がある。 川上弘美インタビューがあり、堀江敏幸とジュンパ・ラヒリの短篇も載っている。青山南と小野寺健と野崎歓と豊崎由…

お金のリテラシー、「路頭に迷う」、「向き不向き」「好き」と競争力の関係

さて次はねと要素をどんどん並べていくとかえって本末転倒になるので、「ウェブ・リテラシー」「友達のネットワークに働きかける営業力」ともう一つでやめる。もう一つは「お金のリテラシー」だ。そう書こうと思っていたら、先に書いてくれた人がいた。「Jun…

松坂大輔 祝・素晴らしいメジャーデビュー!!!

松坂のメジャーリーグ・デビュー、素晴らしかったです。 日本を離れて長いので、最近の松坂の試合ってほとんど見たことがなかったんだけど、こんなに球種豊富でコントロール抜群のピッチャーだったんですね。「七回を1失点・三振10個」ってのも凄いけど、「1…

「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係

大組織適性の話はちょっとここで一段落。 具体例がどうも「一流大企業で自己実現」か「ベンチャー創業」かみたいになると、敷居がおそろしく高い話になってしまうが、僕の意図はちょっと違う。 「大企業かベンチャーか中小企業か・・・」という構図も違う。 …

「何かの専門性」と、「好き」を共有する友達のネットワークと、そこに働きかける「営業力」

さて「好き」を核にして「「個」として強く生きること」を目指すための、小林秀雄の言う「ほんとうの助言」の試みを続けてみよう。 現在から未来にかけて「好き」を貫いていく以上、リアルとネット(SNSのコミュニティなど)の両方で「好き」を共有する友達の…

自らの傾向や「向き不向き」に向き合うこと

自分の「好き」を発見するのは難しい。自分で「好き」だと意識していないことが実は「好き」だったのだと何年もたって発見することもある。「継続できる」というのは「好き」の証明であり、何事においても「継続できる」ことが、何かを成し遂げるためにはと…

大企業の今後、そこでの適性、それと「好きを貫く」こと

僕もモノを書くプロだし、ブログも4年以上真剣に書いているわけで、どういうテーマでどういう書き方をするとどういう反応が返ってくるか、というのはだいたいわかった上で、わざわざこういう一連のエントリーを書いているつもり。ブログだから本と違って「勢…

勉強になる反応(トラックバック等の中から)のご紹介

まずは「カウンセリングルーム:Es Discovery」の「キャリアデザインと主観的選好を巡る大企業志向とベンチャー志向の価値認識の差異」から。僕がいつも凄いなあと思いながら読んでいるブログ。じつに面白いので是非ご一読を。 大企業志向の人が『好きを貫く…

「好きを貫く」ことと大企業への就職

今日は軽く雑談風に。 「好き」というのは本当に人それぞれである。僕の本業は経営コンサルタントでそれを18年もやっているから、仕事の付き合いでいえば圧倒的に日本の大企業の人達が多い。仲の良い友人、尊敬している経営者とか、たくさんいる。それで僕が…

「フューチャリスト宣言」(梅田望夫 ・茂木健一郎共著)

たまたま日付は4月1日だけどエイプリルフールではありません。 五月連休明けに茂木健一郎氏との共著「フューチャリスト宣言」が発売されます(アマゾン、紀伊国屋BookWeb等で予約販売中)。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4480063617.html 2007年5月7日…