Entries from 2005-09-01 to 1 month

はてなの思想

(株)はてなの取締役になって半年が経過した。ちょうどいい機会なので、新しいロゴ、そして昨日発表した「トップページをリニューアルしてのポータル化」に絡めて、「はてなの思想」めいたことについて考えてみたいと思う。リニューアルされたトップページ ht…

水道橋博士「本業」

なぜこの本を知ったのかを思い出せない。日本に行ったとき、何かの週刊誌で誰かが薦めていたような気がするが、それが思い出せない。でも買ってよかった。面白い。本業―タレント本50冊・怒涛の誉め殺し!作者: 水道橋博士出版社/メーカー: ロッキング・オン発…

桂米朝と沼野充義

僕の落語鑑賞の師匠は、某誌副編集長のMさんである。そのMさんがあるところで書評を書いていて「談志百選」談志百選作者: 立川談志,山藤章二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/03/06メディア: 単行本 クリック: 22回この商品を含むブログ (18件) を見るを…

村上春樹「東京奇譚集」

東京奇譚集作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09/15メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 95回この商品を含むブログ (552件) を見る東京での仕事を終えて、ふらふらになって飛行機に乗り込んだときに、この一冊だけ機内に持ち込みました。…

ボンズ効果とは?

久しぶりにバリー・ボンズの目の覚めるような大ホームランを見た。ワシントン・ナショナルズの本拠地はピッチャーズ・パークで知られる広い球場でホームランが出にくいが、ボンズの打球はそういうこととは次元の違う軌跡を残して外野席上段に飛び込んでいっ…

情報の伝播の新しさと、それを苦々しく思う人たちの存在

東京から帰ってきました。時差ボケで午前2時半に起きてしまいましたが、僕の場合、3時から4時の間に起きることもあるので、東京から戻ったあとの時差解消は比較的容易です。 仕事最終日の金曜夜は、フォーサイト・クラブのセミナーをやりました。僕は滅多に…

理解しあうことのない「二つの別世界」の予感

フォーサイト誌9月号「シリコンバレーからの手紙」(108)に書いた「理解しあうことのない「二つの別世界」の予感」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u108.html が、ネット上にアップされました。一つ前のエントリーで書いた講演の感想とも…

10日間くらい更新をお休みします

Googleはどんな会社を買収するのか

IPOから1年が経ち、Googleはさらに市場から4,000億円以上の資金を調達する。 何にそんな金を使うの? 当然、買収でしょ。 と、まぁ、そんな話がいろいろなところで出ているが、深く考えていない記事や論考が多い。 Googleのこれからについて予測することほど…

将棋ソフトの扱いに見る「日本のこれからの姿」

フォーサイト誌8月号「シリコンバレーからの手紙」(107)に書いた「将棋ソフトの扱いに見る「日本のこれからの姿」」 http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u107.html が、ネット上にアップされました。 将棋ソフトが年を追うごとに強くなってい…

Hatena::Group::MLB

「Hatena::Group::MLB」 http://mlb.g.hatena.ne.jp/ というグループに参加させていただくことになった(パブリックモードなので誰でも読める)ので、メジャーリーグの話は、これからは本欄ではなく、 http://mlb.g.hatena.ne.jp/umedamochio/ で書くことにし…

僕のオフィスでJTPA主催サロンを開催しました

昨夜はJTPA http://www.jtpa.org/ 主催サロンを僕のオフィスで開きました。JTPAメーリングリストでご案内して「先着5名で締め切り」というフェアなルールで参加者が決まりました。 JTPA側スタッフも含め参加者7名はこういう顔ぶれでした。 Mさん(男性): 日本…

吉田正和アマ名人(奨励会初段受験中)のブログ

あるはてなユーザーから、あるエントリーに、1ポイントの投げ銭をいただいた。投げ銭自身に意味はなく、コメント欄をメール機能として使い、将棋好きの僕に「吉田アマ名人のブログの文章が大好きなので、是非読んだらどう?」と教えてくれたのだった。 「masa…

今日の短編(11) 松浦寿輝「植物園」(「半島」第一章)

松浦寿輝「植物園」半島作者: 松浦寿輝出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/07/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (24件) を見る第一章。「半島」という長篇(全六章)の第一章だが、章ごとに文芸誌に発表されたものなので、…